タテよこ斜め縦横無尽

田舎の年金暮らしのたわごと

太陽系がバブルの真ん中へ移動

 2022年1月22日学術雑誌「ネイチャー」に『太陽系は、幅1000光年もの巨大な星間物質の空洞の中心部に位置している』と発表され、この局所泡(Local Bubble)の3次元マップが示される。
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上図は局所泡の中心部で輝く太陽である。この資料には動画が添付されているが、要所を切り取ると以下のようになる。f:id:TatsuyaYokohori:20220120145913p:plain
太陽系は銀河系の中心から26,100光年のところにあり、銀河中心の回りを240km/s の速さで公転している。今から1400万年前、太陽系の近傍で15の超新星爆発が数百年の間で次々と起こり、終わった後に局所泡(Local Bubble)ができた。
f:id:TatsuyaYokohori:20220120220043p:plainLocal Bubbleは膨らみ続け、500万年前には太陽の軌道がこの泡の中に入り、現在太陽系はLocal Bubbleのほぼ中央に位置する。若い恒星や原始星が生まれつつある「星形成領域」がすべてLocal Bubbleの表面にある。
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この表面には、OPHIUCHUS(へびつかい座)、CORONA AUSTRALIS(みなみのかんむり座)、LUPUS(おおかみ座)、MUSCA(はえ座)、CHAMAELEON(カメレオン座)が点在し、12星座の一つ TAURUS(牡牛座)も存在する。因みに牡牛座のα星アルデバランは67光年の彼方にある。

今日は宇宙のことを考えて、気持ちが大きくなり晴れ晴れとした。