タテよこ斜め縦横無尽

田舎の年金暮らしのたわごと

GoToキャンペーン その6 富山三大山城の一つ 増山城

 昨日から一泊で県南西部の砺波散居村を一望できる温泉に行って来た。いつものように県民割引きによるお得な旅だが、今回は第6波に突入し富山県でも13人の感染者が出た中でのGoToTravelになった。しかしながら、13階建ての温泉ホテルは、観光バス3台の団体ツアー客も含めて盛況で賑わっていた。感染拡大にもひるまず、このまま不要不急の人流が続き、飲食・観光業界が生き延びてくれることを祈った。
 今朝は同じく県南西部の高瀬神社へ行き、遅ればせながら初詣をした。今日は年が明けて8日目だが、神社の駐車場には空きが少なく、境内には結構参拝客がいて、参拝の列には20人ほど並んでいた。意外に人出が多いのにびっくりした。
 参拝後、自宅への帰り道の途中にある増山城跡を訪れた。増山城とは富山三大山城の一つであるが、それを知ったのは、ホテル・フロントにあったパンフレットを見た昨日である。パンフレットには、「上杉謙信が3回も攻めた城」と書いてあった。咄嗟に『上杉謙信は親不知(おやしらず)をどう越えて攻めてきたのであろうか?』と思った。富山県新潟県の県境にある親不知は交通の難所であり、今では北陸高速道や北陸新幹線であっと言う間に通り過ぎることができるが、戦国時代である16世紀には、大人数の軍勢を移動させることができない断崖絶壁として立ちはだかったに違いない。だいたい、北陸高速道の親不知付近は海上にあり、橋脚は海底から立っている。北陸新幹線はこの辺りはずっとトンネルである。そんな風に思っていたら急にこの山城を見てみたくなったわけである。
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 上は増山城跡の入り口にある案内図であるが、今日はまだ雪が残っていて、この山城跡を散策するのは断念した。ただ、昭和の時代に竣工したダムにより、この山城の西側が堰止湖となっていて景観も良く、春に来て散策するには持って来いの場所だと思った。
 今日は良く晴れていて、帰り道、車のフロントグラス越しの立山連峰は実に美しかった。f:id:TatsuyaYokohori:20220108224308p:plain
 想い返せば昨年の1月8日は、朝玄関戸を開けると50cmの新雪が積もっていた。そしてその後の3連休で富山市の積雪が128cmにもなり、連休中はずっと自宅に缶詰状態で身動きできなかった。昨年の豪雪に比べれば、年末に降った積雪41cmは屁みたいなもの、昨日東京で降った積雪10cmは屁にもならずである。