タテよこ斜め縦横無尽

田舎の年金暮らしのたわごと

自民党総裁選で思ったこと

 本日、自民党総裁選が行われ、岸田文雄氏が第27代総裁に決まった。私としては安定感のある人に決まって良かったと思っている。今回の候補の中で、河野さんがリベラル、高市さんが保守派、岸田さんが中道のように思えたが、ここでふとリベラルとは何か、保守とは何かと思った。
対立軸となる以下の政策では、確かに両者の意見が真っ二つに分かれる。
1.選択的夫婦別姓
 ・リベラル 河野氏 賛成
 ・保守派  高市氏 反対
2.女系天皇
 ・リベラル 河野氏 賛成
 ・保守派  高市氏 反対
上から言えるリベラルおよび保守派の特徴は以下のように思える。、
 リベラル:過去のしきたりや伝統に捕らわれず、個人の自由と男女平等を最大限尊重する
 保守派:個人の自由と男女平等は尊重しながらも、家族や天皇制等の伝統を維持しようとする
 メディア陣や評論家は専らリベラル応援団となる人が多いように思える。そしてその論拠は「世界標準だから」である。私も昔から「改革」という言葉は好きであり、守旧派にはなりたくはないと思っているが、長い歴史に裏打ちされた伝統を変えて問題無いかと問われれば「分からない」としか言えない。
 例えば、女系天皇であるが、もし女系天皇が正式に法律にて制定され、その後小室さんと眞子様の間に男子が誕生し、悠仁様にも愛子様にも お子ができず、眞子様の子が天皇になると決まったら、日本国民はそれをよしとするだろうか? 多分、多くの国民は納得しないような気がする。
 長い間大事に守ってきたことが、たった一つの間違いにより、取り返しのつかないようになることは避けなければならない。ただ、間違ったと気付くのはいつもあとのことである。秋篠宮眞子様をICUなんかに入れずに学習院大学へ入れておけば良かったと悔やまれているに違いないのである。