富山市から「こころの健康に関する市民意識調査」という調査票が来た。何で私にこんな調査が？ という思いがあったが、案内文を読むと無作為抽出の２０００人の一人に選ばれてしまったことが分かった。調査目的は、こころの健康や自殺予防対策の参考にしたいらしい。
上図は都道府県別の自殺死亡率を示すが、Ｒ２年に富山県の自殺率が大幅に上がっていることが分かる。意外であった。東京から富山へ引っ越して同時にゆったりとした田舎暮らしが始まった私にとって、都会の方が当然自殺率が高いに決まっていると思っていたからである。このグラフを見ると分かるが、今 新型コロナで緊急事態宣言が発出されている 東京、神奈川、埼玉、千葉、愛知、京都、大阪、兵庫、いずれも自殺率は低く平均以下である。自殺の原因の１番目が「健康問題」、２番目が「経済・生活問題」であるから高齢者率が低く、働き口が豊富な都会の方が自殺率が低くなるのであろうか？ とにかく思い込みは良くないと思った次第である。
