タテよこ斜め縦横無尽

田舎の年金暮らしのたわごと

カマキリの異性の見つけ方

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写真は庭のミョウガの葉に悠然と佇んでいたカマキリである。体長7~8cmぐらいに成長しており、季節的にも、そろそろ交尾をして子孫を来年へ残す時期になってきた。ふと、カマキリはどうやって交尾相手を見つけるのだろう? と思った。
 セミはオスが鳴いてメスを呼び寄せているように思える。多分コオロギもオスが鳴いてメスを呼んでいるのだろう。シオカラトンボ(オス)には縄張りがあって、常にその範囲を巡回飛行していて、その縄張りに入ってきたオスは追い払い、入って来たメスには求愛行動を仕掛ける。シオカラトンボのオスとメスは、腹部の色の違いから遠目にもオスメスの判別が付くため、伴侶探しは飛行しながら見た目でやっているに違いない。モンシロチョウは、見た目ではオスとメスの区別が付かないが、紫外線を識別できるモンシロチョウの目で見ると、オスとメスがはっきりと判別できる。よって彼らも飛行中の仲間の姿を見て、しかるべき伴侶を選別しているのだろう。
 一方でカマキリは鳴きもせず、飛ぶことは稀で普段は草陰に隠れてじっとしている。もちろん彼ら同士近くに寄れば、オスかメスかの識別ができると思えるが、遠目で判別できるかどうかは怪しい。視覚も聴覚も使わないとしたら、残りは嗅覚だけである。ネットで調べたら、カマキリのメスがフェロモンを出してオスを呼び寄せるという記事を見つけた。多分これで決まりだろう。