昨晩から今朝にかけて、台風９号から変わった温帯低気圧が日本海を北東へ移動し、時折襲う強い雨風の音で、私の眠りも浅くなってしまった。今朝、小雨の中家庭菜園を点検したところ、ミニトマトやオクラの一部に枝折れがあったが、事前の対策が奏功し被害は最小に収まった。
今回の台風は温帯低気圧に変わってからも勢力を維持し、線状降水帯による大雨が島根県に被害を及ぼした。私は、『線状降水帯は東西に連なるもの』と思っていたので、今回、南北に伸びる降水帯を見て認識を新たにした。
それにしても今年の台風は標準的な動きをしない。台風８号は、この時期高気圧に覆われ台風発生が稀となる小笠原諸島の南で発生し、その後北上してから日本めがけて西進し、オリンピックのサーフィン競技に絶好の高波をプレゼントしてくれた。台風１０号は沖縄近海で台風になった後、ほぼ東進してオリンピックに影響が出ないよう日本から遠ざかって行った。
今年の台風がいつもと異なる動きをするのは、今年の夏の高気圧（太平洋高気圧）が弱く、いつも鎮座する小笠原諸島辺りでどっしりと構えることが少ないからである。
