タテよこ斜め縦横無尽

田舎の年金暮らしのたわごと

地元で泊まろうキャンペーン

 昨日は妻と二人で黒部川上流に位置する宇奈月温泉に行って来た。富山県の「地元で泊まろうキャンペーン」に乗っかったお得感溢れる小旅行である。ネット予約で二人で22,000円の費用が、県からの割引券で10,000円が補助され、その上4000円の買い物券が出るので、この一泊の小旅行が実質 4000円/人となる。これで、10畳の部屋二間を一晩貸し切り、宴会場で飲み放題食べ放題の幸せな時間を過ごせるので、こんなチャンスを逃したら逆にしばらく後悔することになる。
 この温泉ホテルは、昨年12月にGoToトラベルで訪れたところである。昨年は、感染防止のため席数を減らした宴会場は、時間帯で入れ替え制にしたにも関わらず満席で賑わっていた。ところが昨日は、その宴会場にも空席があちこちに目立ち、これで県のキャンペーンが無ければ、客数はこの半分になると思われた。コロナ禍の飲食業界の苦境は料理にも表れる。食べ放題に出るカニが豪華なのである。多分都会の料亭等に流れるカニが行き場を失い、地元の温泉街で安値仕入れが可能となったのであろう。お陰で昨日は、身の詰まったズワイガニの太足を3杯分食べることができた。もちろん食べ放題なので、カニだけ食べたのなら数量はもっと増えていたであろう。
 今朝の露天風呂では、下を流れる黒部川が昨日の雨で増水して、低く響いて聞こえた。芭蕉が見たら、五月雨を集めて早し黒部川 と詠んだかも知れない。雨が残ってしまったので、トロッコ電車は今日は諦めた。
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 都会は緊急事態宣言下にあるし、お隣の石川県もまん延防止措置が発令中である。富山県でも新規感染者が3日連続30人台となったが、ステージ3への警戒レベル引き上げは見送られ、代わりに「感染拡大特別警報」が出た。しばらくは自粛生活を続けないといけないであろう。