インドの二重変異株の脅威

 インドでの新型コロナ感染が最悪の状況になってきた。ここ数日、1日当たりの新規感染者が30万人、死者数が2000人となり、日本人が想像できるレベルをはるかに超えてしまった。
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 このインドではB1617という二重変異株が猛威を振るっており、この変異株は「L452R」と「E484Q」という2か所の遺伝子変異が起きているのが特徴である。L452R変異により感染力が高まり、E484Q変異により既存の抗体の影響を受けにくくなっている(現ワクチンが効きにくくなる。過去に罹って抗体ができていても再感染する)と考えられていて、人類にとっては最も恐るべき存在になっている。
 加藤官房長官は昨日、この二重変異株が日本国内でこれまで5件確認されたと明らかにした。嫌な予感がする。今流行している英国変異株は、1月18日に厚労省が「静岡で3人の感染者が確認された」と公表している。この時の見解は「地域で面的に広がっているという証拠はない」であった。あれから3ヶ月過ぎ、この英国株は日本全国に広まってしまった。
 B1617二重変異株は英国株より危険な株である。これからワクチン接種が広まれば、英国株は次第に沈静化してくるであろう。しかしながらB1617はワクチンが効きにくいので、次第に英国株に取って代わり、7月、8月頃には最もメジャーな株になっていそうな気がする。英国株が見つかった頃は第3波で大騒ぎであった。B1617が確認されたのは第4波で大騒ぎの今である。二度あることは三度あると言うが、ここまでの状況は、この夏に第5波が来ることを暗示している。