タテよこ斜め縦横無尽

田舎の年金暮らしのたわごと

節分の日

 今日は節分の日。関西に住んでいた頃、節分の日に恵方巻きを食べるということを教わった。その後東京へ転勤となり、節分の日には近くの神社で紙に包んだ小銭を撒くということを知った。ということで当時節分の日は、我が家の子供達にとって待ち遠しい日であった。時は流れその子供達も社会人となり、自らお金を稼げるようになった。
 ところで節分の日が2月2日になるのは124年ぶりだそうだ。どうしてそうなるか調べてみた。f:id:TatsuyaYokohori:20210202113121p:plain
 上図は節分の翌日となる立春の日がどのように変動するかを示している。地球の公転周期が365.2422日でぴったり365日とならないので、それを4年に一度の閏年にて端数を調整している。上図を見ると、青い折れ線が毎年6時間ほど遅れて行き4年毎にほぼ元の位置に戻っているのが分かる。そして、ほぼ元の位置だが僅かに立春が早まることも見て取れる。つまり4年に1回の閏年調整では調整し過ぎるのである。それで太陽暦では、100年に一度は、つまり100で割り切れる西暦年は4で割り切れるのだが閏年としないことで微調整している。上図を見ると、1800年と1900年付近で青線が7年連続して上昇している(立春の日が遅れている)のが分かる。そして最後に、それでも残る端数調整として、400で割り切れる年は閏年とすることで再微調整している。2000年はその特別な年であったため閏年となった。そして上図が示すように、2000年以降は4年に一度の閏年にて暦が早まるフェーズ、すなわち「24節季が早まるフェーズ」に入った。
 124年ぶりとなるのは、このように100年に一度や400年に一度の長期に変動する波が存在するからである。