タテよこ斜め縦横無尽

田舎の年金暮らしのたわごと

地球の自転速度が速くなっている?

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 原子時計を用いて測定した地球の自転速度(1日の長さ)が過去1年で急速に速くなっていると発表された。ここまで閏秒にて自転速度が遅くなる(1日の長さが長くなる)ことを何回か補正してきたが、この傾向が逆方向に動き始めたことになる。「原因の一つに地球温暖化があげられ、氷河の融解が進むにつれて、地球上の質量の大きな再配分が生じ、自転を速めている可能性がある」とのこと。
 地球上の質量の再配分が行われるとどうして自転速度が速くなるのであろうか? これはあくまでも想像だが、地球上の氷河が標高の高い所にある場合、その高さ分、地軸回りの慣性モーメントを大きくする方向に働くが、その氷河が溶け水となって海に注げば、その質量の海抜が下がった分慣性モーメントが小さくなる。そして慣性モーメントが下がった分、自転速度が速くなるという理屈になる。
 私は、全く異なるSF的な理由を考えてみた。宇宙の中で我々人類が観測できる「物質」というものは僅か5%であり、残りの95%が「ダークエネルギー」と「ダークマター」で構成されていると考えられている。「ダークマター」は「物質」と相互作用をせず、我々の体や地球をすり抜けるが、唯一非常に弱い力、重力(万有引力)にて相互作用すると考えられている。

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 上図は、地球がダークマターの流れをすり抜ける時にできると考えられている ダークマターの「髪の毛」に囲まれた地球 の想像図である。私は、地球がダークマターの流れをすり抜ける時、このような「髪の毛」が地球にまとわり付き自転速度が遅くなる、そして流れをすり抜けた後は自転速度が速くなる と妄想した。真実は分からないが妄想することは楽しいことである。