タテよこ斜め縦横無尽

田舎の年金暮らしのたわごと

新型コロナ変異種の拡散

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 英国で見つかった新型コロナウイルスの変異種、WHOの発表ではオランダでも同種のウイルスが確認されたと言う。上図は英国、オランダ、ドイツの感染者の推移を表しているが、英国とオランダは実に良く似た動きをしている。英国変異種がオランダでも蔓延しているのではないかと懸念される。そしてそのオランダと陸続きで人と物が行き来するドイツにも変異種が入り始めているかも知れないと懸念される。

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 日本の感染拡大も止まらない。日本と米国は似たような動きをしており、11月末から12月初旬にかけて感染のピークを迎えるような兆し(実効再生産数が1を割り込む兆し)が見えたのだが、その後また拡大基調に戻ってしまった。韓国も医療崩壊寸前のところまで来ている。
 何故感染拡大が止まらないのか? 第2波を止めた施策は実施済であるのに・・。要因は以下の3つである。
 1. ウイルスの感染力が高まっている
 2. 冬となり感染し易い環境に変わった
 3. 行動変容が緩んだ
まず1は希望的観測だが「英国変異種はまだ日本には入り込んでいない」と思いたい。ただし、東京変異種の感染力が上がっていないのかという点は気になる。日本は遺伝子解析からワクチン開発に至るところの技術で、米、英、中国に大きく後れをとっている気がしており非常に心配である。次に2は間違いなくそう言える。冬となり、換気しない密閉空間に長時間居る確率が増してしまった。また低湿度となって飛沫が空中に漂う時間も長くなり、感染し易くなってしまった。
 3については緩んだという意見もあるが、変わらないという意見もある。ただ、変わらなければいけないという点が国民に理解されてないように思える。つまり、夏場での行動変容を、ギヤを1段高めて、より的確かつ綿密に行わないと冬場の感染拡大は止まらないことになるのである。